ChatGPTドメイン狂騒曲:登録910%増の裏側
人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

ChatGPTブームの裏で、関連ドメインの登録数が約910%増加した事実をご存知ですか?
2022年11月に登場したChatGPTは、インターネットの風景を一変させました。そしてその裏側で、もう一つの変化が起きていました。
ChatGPT関連ドメインの急増です。特徴的だったのは、chatgpt-download、chatgpt-free、chatgpt-onlineなど、「ChatGPT」というブランド名そのものを含むドメインが大量に登録された点です。
サービスが急成長する一方で、公式サイトが十分浸透していなかったこともあり、模倣サイトの入口として使われるケースも見られました。背景の一つに、ドメインの多様化も挙げられます。「.ai」、「.app」、「.online」、「.xyz」などを使って、ブランド+汎用語+多様なドメインという組み合わせが無限に生まれ、模倣のハードルは下がりました。さらにAPI公開により、実際にチャットが動く「動く模倣サイト」も登場し、AI時代らしい新しい模倣の形も見られました。
ChatGPT関連ドメインの急増は、公式ドメインの認知定着や公式アプリの普及、さらに2024年以降に複数の生成AIサービスが登場したことにより、2023年当時のような勢いは落ち着きました。とはいえ、2026年時点でもAIサービスの中でChatGPT関連の類似ドメインは約1,200件規模とされており、模倣や悪用の可能性が完全になくなったわけではありません。AIが日常的な存在となった今だからこそ、アクセス先のドメインを意識する重要性は、むしろ高まっているのかもしれませんね。
参考
ChatGPT-Themed Scam Attacks Are on the Rise
Scam Attacks Taking Advantage of the Popularity of the Generative AI Wave
ChatGPTの流行を悪用したキャンペーンが増加
Fake ChatGPT domains are increasing – When will it stop?
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