マイクロソフト専用みたいなドメイン
人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

マイクロソフト社の専用みたいなドメインをご存知ですか?
そのドメインとは「.ms」です。「.ms」はカリブ海の英領海外領土モントセラト(Montserrat)のccTLD(国別コードトップレベルドメイン)ですが、知名度を上げたのはマイクロソフト社でした。
マクロソフト社は公式URL短縮・リダイレクト用として、「aka.ms」を全面的に使用。ドキュメント、開発者向け資料、イベント案内、GitHub誘導などで多用し、社内・社外ともに「正式URL」として扱われるケースも多いことから、「.ms = マイクロソフト社のドメイン」というイメージが、技術者界隈ではほぼ常識レベルになりました。ccTLDが特定企業のブランド略称として世界的に再定義され、成功した例に挙げられます。
マイクロソフト社は2023年4月26日の発表で、Microsoft 365アプリとサービス用の統合ドメインとして、「cloud.microsoft」を使う方針を明らかにしました。これは同社のクラウド製品を1つの信頼されたドメイン空間に集約するための戦略です。多くのMicrosoft 365アプリとサービスは既に「cloud.microsoft」へ移行済または移行を進行中です。
とはいえ、マイクロソフト社は「.ms」ドメインを引き続き積極的に使っています。中でも「aka.ms」は単なる短縮URLではなく、公式リダイレクト・ブランディングとして定着しているのです。
ちなみに、インターリンクのドメイン探検隊は、世界で最も観光客が少ない国4位のモントセラトに行って、国内で「.ms」が使われているか等を調査してきました。
参考
Plan and prepare for Dynamics 365 Business Central in 2025 release wave 2
Wikipedia – .ms
Microsoftクラウドサービスのドメインが大規模引っ越し ~「cloud.microsoft」へ集約
Unified cloud.microsoft domain for Microsoft 365 apps
・関連記事
南極のドメイン「.aq」は個人が管理している
セーシェルのドメイン「.sc」を使うスコットランドの企業、「.uk」から警告を受ける
南アフリカのドメインが「.sa」ではなくて「.za」の理由
Meta社から訴えられて無料でドメインを提供していた企業が廃業
「.cs」は二度死ぬ


