たった3か月で約20倍──「roze.ai」爆速フリップの舞台裏
人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

たった3ヶ月で約20倍の価格で転売(フリップ)されたドメインををご存知ですか?
そのドメインとは、「roze.ai」です。
AIブームが続く中、「.ai」ドメインの価格が高騰している、という話はよく耳にします。その中でも、ドメイン投資界隈でちょっとした話題になったのが、「roze.ai」の売買事例です。
2025年8月、2400万以上のドメインを管理する大手ドメイン登録機関のNamecheap社は、「roze.ai」を1,225ドル(約181,300円※1)で取得しました。その約3か月後の2025年11月1日、同ドメインは25,000ドル(約3,850,000円※2)で売却されました。たった3か月で約20倍の価格で転売(フリップ)されたのです。
なぜここまで値上がりしたのでしょうか。ポイントは2つあります。
1.「.ai」ドメインという追い風
今や「.ai」は、AIスタートアップ、SaaS、データ分析ツール、生成AI系サービス等で大変な人気があります。短く、覚えやすく、ブランドに使えそうな「.ai」は、実需が強く、投資対象としても値が付きやすい状況です。
2.売り場がAtomだった
Atom社は「投資家向けの卸売市場」ではなく、スタートアップや起業家向けの“ショーケース型”売り場です。価格が高めに設定されやすく、衝動買い・指名買いが起きやすい、“名前の響き”や“ブランド感”で売れると言われています。つまり、「roze.ai」のようなブランド用途ドメインと非常に相性がいい販売チャネルでした。
この売買事例から、短く覚えやすいことはもちろん、英単語の変形スペルの「.ai」ドメインでも高額を払う買い手が存在することがわかりました。「roze」は英単語 rose(バラ)の変形スペルです。見た目がシンプル、発音しやすい、既存ブランドや商標と完全一致しにくい、それでいて「rose」を想起させます。ちなみに「rose.ai」はすでに使用されています。
この手のドメインは、いわゆるbrandable(ブランドブル)と呼ばれ、スタートアップや新規サービスの命名用途として非常に人気があるのです。
※1 2025年8月のレート 1ドル=148円
※2 2025年11月のレート 1ドル=154円
参考
ROZE.ai Sold for $25,000; Bitcoin.site for $24,999…
Roze.ai Sold for $25,000, Unique Spelling Gives Brands a Fresh Look
The .AI Domain Gold Rush: Premium Extensions Command Five-Figure Prices
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