【第95回】一度も使われずに廃止されたドメイン

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人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

 

 

18万5,000ドル(※約1,400万円)以上も投資したのに、一度も使われずに廃止されたブランドTLD
(社名ドメイン)があることをご存知ですか?

 

ブランドTLDとは、企業が自社の組織名やサービス名を、「.社名」や「.サービス名」のように
ドメインで表すことができるものです。
どんな企業でも登録できるわけではありません。申請費用の18万5,000ドル以外にも、最低でも
5年間は安定運用を継続できることが求められ、申請時にはその裏付けとなる財務調査や技術力
の調査など、さまざまなチェック項目を通過しなければなりません。晴れて審査を通過しても、
トップレベルドメインの維持費として年間2万5,000ドル(※約190万円)をICANNに支払い、
その他にもシステム運用費や人件費などが必要となるのです。

 

このような条件をクリアして誕生したにもかかわらず、一度も使われずに廃止されたブランド
TLDの一部をご紹介します。

 

.fujixerox
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(旧社名:富士ゼロックス株式会社)
.mtpc
田辺三菱製薬株式会社
.xperia
ソニーグループ株式会社
.mcdonalds .mcd
米マクドナルド社

 

富士ゼロックス株式会社は、2020年に社名を富士フイルムビジネスイノベーションへ変更した
際、「.fujixerox」が不要となり、2021年1月に廃止を発表。米マクドナルド社は、2017年に廃
止しています。

 

一方で、「.google」、「.barclays」、「.bmw」、「.jcb」、「.toyata」、「.ntt」、
のように、
活用されているブランドTLDもあります。

 

※2012年1月当時の1ドル=77円で換算

 

参考
Fuji Xerox kills off gTLD after rebrand
McDonald’s takes domain names off the menu

 

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