100種類以上の属性を持つブラジルのドメイン

Pocket

人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

 

 

日本の「co.jp」や「or.jp」のような属性型ドメインを、さらに細かく、多数のカテゴリで運用しているccTLDがあるのをご存知ですか?

 

ブラジルの「.br」は、その代表例です。「.br」の登録と管理を行うRegistro.brには「com.br」など100種類を超えるカテゴリが用意されており、登録時にそのカテゴリを選ぶ必要があります。しかも、一部は個人向け、一部は法人向けというように、登録資格も分かれています。

 

この仕組みの面白さは、ドメインを見るだけで、そのサイトの属性をある程度想像しやすいことです。一般向けなのか、大学向けなのか、専門職向けなのかが、構造の段階で整理されています。

 

実は、「.br」のように属性や用途に応じたカテゴリを持つccTLD は「.uk」、「.au」、「.my」、「.nz」など他にも存在します。
ただし、それらの多くは直下登録も併存していたり、カテゴリ数が比較的絞られていたりします。その点、カテゴリ選択を前提にした設計の徹底ぶりでは「.br」はかなり個性的です。

 

そのぶん、自由な文字列を直接取りにいく発想とは少し違います。自由度は下がりますが、わかりやすさは上がる。
「.br」は、そんな“秩序を重視したドメイン設計”の代表例と言えそうです。

 

参考
Categorias de domínios .br (DPNs)
JPRS用語辞典
.UK Policies
Domain names and the DNS explained
MYNIC
internetnz.nz

 

・関連記事
ccTLDは永久に不滅です ――消えた国別ドメインが二度と使い回されない理由
サッカーワールドカップ2022出場国の中でccTLDの無い国が1つだけある
ccTLDとnTLDの違い
マイクロソフト専用みたいなドメイン
メジャーリーグ公式サイト「mlb.com」は法律事務所のドメインだった

 

You may also like...