ccTLDは永久に不滅です ――消えた国別ドメインが二度と使い回されない理由

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人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

 

 

一度使われて役目を終えたら、基本的に二度と再利用されないドメインがあることをご存知ですか?

 

それは、ccTLD((国別トップレベルドメイン)です。

 

ccTLDとは、「.jp」や「.uk」のような、国や地域を表す2文字のトップレベルドメイン。
ISO3166-1の国コードをもとに割り当てられ、IANAが管理しています。

 

なぜ再利用されないのでしょうか。
ccTLDが単なる文字列ではなく、その時代の国や地域を示す記録でもあるからです。

 

政府文書やニュース記事、論文、金融・セキュリティ関連の記録には、当時の国を示すドメインが残ります。
もし廃止されたccTLDが別の国に再割り当てされたら、昔の記録が何を指しているのか分からなくなってしまいます。

 

実際、使われなくなったccTLDは事実上の欠番となっており、再利用された例はありません。

 

象徴的なのが「.cs」です。
ISOコードとしてCSは後に復活しましたが、ccTLDとしての「.cs」は復活しませんでした。

 

ccTLDは、国や地域の“痕跡”をインターネットに残す仕組みでもあるのです。

 

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