Go To Eatのドメインがオンラインカジノやパパ活おすすめサイトになってしまう
人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界
Go To Eatキャンペーンで使用されていたドメインが、オンラインカジノやパパ活おすすめサイトになってしまったのをご存知ですか?
Go To Eatキャンペーンとは、新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている飲食店、
および食材を供給する農林漁業者を支援するための事業で2020年10月開始、2023年に終了
しました。ところが2023年10月、ドメイン名オークションに、Go To Eatキャンペーンに
関連した各都道府県の期限切れドメインが続々とピックアップされていることが判明したのです。
2024年3月、農林水産省は公式ホームページにて、第三者に利用されている44都道府県の
Go To Eatキャンペーンのドメインを公表。農林水産省とは関係の無いサイトとして、
注意を促しました。
オンラインカジノを紹介するサイトになってしまったのは、長野県、香川県、佐賀県。
岩手県と富山県はパパ活サイト、兵庫県は同人漫画紹介サイトになっていました。
キャンペーンやサービスの終了に伴って、ドメインが第三者に悪用されるトラブルが多く
見受けられます。すぐにドメインを手放すのではなく、数年は所有して閉鎖や移転の告知を
する等の「ドメインの終活」を是非お願いします。
参考
農林水産省/「Go To Eatキャンペーン事業」について
期限切れのGo To Eatキャンペーン関連JPドメイン名、オークションに続々登場中
・関連記事
パパ活サイトになったSBIグループのドメイン
森喜朗元首相の公式サイト、旅行専門サイトになる
ネット銀行に参入する企業を狙ったドメイン不正登録
J-フォン、5年かけて取り戻したドメインが不要になってしまう
アタリ、熱狂的なファンからドメインを奪う