【第106回】任天堂が49個のドメイン名訴訟で560,000ドルを勝ち取る

Pocket

人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

 

 

任天堂が49個のドメイン名訴訟に勝って、560,000ドル(※約6,830万円)を得たことをご存知ですか?

 

2000年10月、任天堂の米国法人Nintendo of Americaは「pokemon-trader.com」や「growlithe
.com」など49のドメイン所有者に対し、同社の知的財産権を侵害しているとして訴訟手続を行
いました。2001年11月、シアトルの米国地方裁判所の連邦判事は、これらのドメインは不正目
的で取得されたもので、全てのドメイン名を同社へ返還及び48のドメイン名に対して、それぞ
れ2,000ドル(※約24万円)から30,000ドル(※約366万円)の損害賠償支払いを命じました。
その額、合計560,000ドル。

 

この訴えは、2000年10月に制定されたサイバースクワッティング防止消費者保護法(ACPA:
Anti-Cybersquatting Consumer Protection Act)に基づいた、任天堂にとって初のドメイン名侵
害に対する一斉訴訟となりました。当時の同社副社長兼ジェネラルカウンセルであるリチャー
ドC.フラム氏は、「裁判所が同社の知的財産権を認め、サイバースクワッティングによって引
き起こされる損害を理解したことを喜ばしく思います。サイバースクワッティング防止消費者
保護法は、1回の訴訟でドメイン名を回復するための効果的な手段だ。」と述べました。しか
し、この訴訟から12年後の2013年。任天堂は「WiiU.com」の奪取に失敗してしまうのです。

 

※2001年11月のレート。1ドル122円で換算。

 

参考
Nintendo squashes squatters
Nintendo wins intellectual property suit

 

・関連記事
デジタル資産「NFT」はドメインも高額で取引されている
任天堂、「WiiU.com」の奪取に失敗
あのドメインが安かったら「Netflix」にしなかった
「jal.com」のドメイン名紛争でJALが負けた理由
新しいドメインで2年以上運営したのに、元のドメインに戻したHulu

You may also like...