火星移住計画とpTLD(惑星別トップレベルドメイン)

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人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

 

 

火星移住計画によって、pTLD(PlanetTLD、惑星別トップレベルドメイン)という新しいカテゴリーが誕生するかもしれないことをご存知ですか?

 

時代の移り変わりと共にドメインも変わってきました。1985年、gTLD
(Generic Top Level Domain、分野別トップレベルドメイン)として「.com」、「.net」、
「.org」を含む6つドメインが誕生。当時の「.com」は商業団体向けとされていました。2001
年には、「.aero」、「.museum」、「.travel」、「.cat」など、特定の業界や分野内に運用
制限されたsTLD(sponsored Top-Level Domain、スポンサー付きトップレベルドメイン)
が生
まれました。

 

例 .aero
登録できるのは航空輸送業界のメンバーのみ。
スポンサーのSITA(国際航空情報通信機構)は、世界中の航空輸送業界にITや通信サービス等
を提供している。

 

そして2012年、ICANNの承認を得ることができれば任意の文字列、企業名、地域や都市名を
ドメインとすることができる「新gTLDプログラム」が導入され、これまで「.com」や「.net」
など22種類に限られていたgTLDは一気に増加。「.google」や「.osaka」、「.earth」など、
約1,300以上のドメインが新たに追加されました。

 

新gTLDプログラムで新たに登録されたドメイン一覧

 

現在、pTLD(惑星別トップレベルドメイン)というカテゴリーは存在しません。
2023年12月に予定されている民間人初の月旅行(dearmoon.earth)や「人類の火星移住」を
最終目的としたNASAの新しい火星探査は2020年7月より始まっており、宇宙開発が進むにつ
れて、月を表す「.moon」や火星を表す「.mars」などが誕生するかもしれません。となると、
惑星別トップレベルドメインは認められ、「.earth」もpTLDの1つになりますね。

 

参考
前澤友作の月旅行はいつ出発するのか?スターシップ号の安全性は大丈夫?
「火星移住」本気で進めるイーロン・マスク。だが、惑星移住の本命は、まさかの「金星」だった!
ジェネリックトップレベルドメイン – wikiedia
スポンサー付きトップレベルドメイン – wikipedia
新gTLD – JPNIC

 

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