【第120回】領土問題に巻き込まれたドメイン「竹島.com」と「독도(独島※).com」と「竹島.jp」

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人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

 

 

領有権を主張する手段として、ドメインが利用されたことをご存知でしょうか。

 

2022年4月14日、KBS(韓国放送公社)は「日本の外務省が独島(※)領有権主張を強化する
ため、ハングルドメインまで先占してきた」と伝えました。ネットの検索窓に、ハングルで
「독도.com」と入力すると、日本外務省のホームページ内の「日本の領土 竹島」を紹介する
ページが表示されるのです。

 

翌4月15日、「竹島.jp」が登録されました。このドメインにアクセスすると韓国政府の独島
のページが表示され、「독도.com」登録に対する報復とも取れる事態となります。また、
2018年に登録された「竹島.com」は、アクセスすると韓国政府の独島のページが表示されて
います。両国の政府は「竹島.com」、「독도.com」、「竹島.jp」の登録に関与したと声明は
出していません。おそらく両国の国民が登録したと考えられており、ドメインを利用した
領土争いとなりました。なお、現在「竹島.jp」は該当ページにつながりません。

 

※竹島の韓国名。韓国語表記は「독도」(トクト)。

 

参考
日本が竹島領有権主張のためハングルドメインを先取り?=韓国ネット「なぜ気付かなかった?」
竹島.JP Whois

 

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