【第97回】任天堂、「WiiU.com」の奪取に失敗

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人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

 

 

有名企業の商品名と言えども、先見の明には勝てないケースがあることをご存知ですか。

 

2013年2月、任天堂はドメイン「WiiU.com」の所有者に対して、ドメインの明け渡しを要求し
ました。その要求に応じないため、サイバースクワッティングとして、世界知的所有権機関
(WIPO)に提訴。BuyDomainsで2013年1月に、同ドメインは8,499ドル(約773,400円※)で販
売されていましたが、任天堂は購入しませんでした。また、SnapNamesでもオークションに
かけられる予定でしたが、提訴されたことを受け、オークションの出品を取り下げたため、
任天堂は同機関がドメインの明け渡しを命ずる判断を待つのみ、となったのです。

 

しかし、2013年7月、世界知的所有権機関は、任天堂の主張を退ける判断を下しました。
「WiiU.com」は、家庭用ゲーム機「WiiU」が発売された2012年の8年前にあたる、2004年に登
されていることが判断の理由です。結局、BuyDomainsで8,499ドル(約773,400円※)で販
売され
ていた時が、最後の購入の機会となってしまいました。

 

2021年6月現在、「WiiU.com」にアクセスすると、ホスティングサービス「Plesk」に転送さ
ます。

 

※2013年2月のレート。1ドル約91円。

 

参考
Nintendo wants WiiU.com domain, files cybersquatting complaint
Nintendo Loses Appeal for WiiU.com Domain

 

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