新しいドメインで2年以上運営したのに、元のドメインに戻したHulu

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人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

 

 

やっぱり「ブランド名=ドメイン名」が伝わりやすいということを、ご存知ですか?

 

2019年9月3日に動画配信サイト「Hulu」は、「happyon.jp」から約2年4カ月ぶりにサービス名と同一のドメイン「hulu.jp」に戻しました。

そもそも、これまでのドメイン名への投資や検索エンジンからの評価を考えると、「happyon.jp」に変更するなんてWeb業界の常識では考えられない事態でした。「hulu.jp」に戻した理由について、Huluの広報担当者は、「より使いやすく分かりやすいサイトにするためサービス名と同一のドメイン名に戻すという検討は以前から重ねてきました。」とコメント。
やっぱり「ブランド名=ドメイン名」が、ユーザーに対して最も訴求力があるということでしょう。「.com」、「.net」、「.jp」以外に1,000種類以上のドメインがあるわけですから、「ブランド名=ドメイン名」とすることは、決して難しいことではありません。

 

もう1つ注目すべき点は、「happyon.jp」に切り替えた際に「hulu.jp」を廃止しなかったことです。
【第46回】森喜朗元首相の公式サイト、旅行専門サイトになる」にて、ドメインを使わなくなって廃止したら他の人に使われてしまった話をしましたが、「hulu.jp」は廃止せずに所有しておいたおかげで復活させることができました。そういう意味からも、ドメインは使わなくなっても数年保持すべきという結論になります。

 

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