「ai.com」を取得したのはOpenAI社?ChatGPTに聞いてみたら別の企業だった

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人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

 

 

OpenAI社が取得が噂される「ai.com」は、別の企業が取得していたことをご存知ですか?

 

その企業とは、AI International Holdings Limited社です。
2023年2月17日、最新のデジタルやビジネス、テックなどのニュースを発信するアメリカのWeb
メディア「Mashable」は、『「AI.com」からChatGPTにアクセス可能に。OpenAI社はドメイン取
得に数百万ドル以上を支払った』とする記事を発表しました。

 

記事によると、2021年9月にDomainInvestingなどのドメイン取引業者によってai.comの売却につい
て初めて報じられました。数万件のドメイン名を保有するドメイン投資会社Future Media Architects
社は、売却前の15年間、ai.comを所有していました。このドメインはずっと使われないまま放置
されていましたが、2023年2月15日、一部のソーシャルメディアユーザーが、ai.comがChatGPTに転
送されていることに気づいたのです。

ai.comの取引仲介をしたドメインブローカーでSaw.com社のジェフリーガブリエル氏とOpenAI社は、
購入者について明確な発言をしていません。しかし、ガブリエル氏はSaw.com社のアカウントで、
「秘密がバレた! 私たちはai.comドメインの販売取引に参加したことを誇りに思います。」とツイ
ート。価格については、「aI.comのようなドメインは一般的に1000万ドル以上で取引される。買収
前にai.comは1100万ドルの公開希望価格でリストアップされていた。」と述べました。

 

記事を見る限りでは、確かにai.comの購入者はわかりません。しかし、とても気になるので
OpenAI社が提供するChatGPTに、誰がai.comを取得したのかを聞いてみました。すると、中国の
人工知能企業iFLYTEK(科大讯飞)の子会社であるAI International Holdings Limited社が所有している
と回答してくれたのです。ai.comの転送先であるChatGPTの回答なので、恐らく正しい情報でしょう。

 

ちなみに、ガブリエル氏によると自身がai.comの仲介を始めて以来、Amazon社を含むいろいろな
企業から定期的にオファーを受けていましたが、AIに投資しているNvidia社やIntel社は、ドメイン
にまったく関心を示さなかったそうです。

 

参考
ChatGPT
‘AI.com’ now takes you to ChatGPT. OpenAI evidently paid millions for it.

 

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