【第70回】Googleと揉めたアヒル

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人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの.世界

 

 

Googleと、アヒルがトレードマークの検索エンジン「DuckDuckGo」の間で、ドメインを巡る確執があったことをご存知でしょうか?

 

DuckDuckGoとは、2008年に設立されたインターネット検索エンジン。
インターネット経由でユーザーを追跡して、その足取りを広告主に販売しない、つまり、ユーザー
の情報収集は一切しないことをコンセプトとして、最大手の検索エンジンであるGoogleと差別化を
図っています。2013年以降に利用者数が増加し、2020年3月時点で1日に検索されるクエリ数の平均値は4,400万件以上となりました(※)。

 

事の発端は、「duck.com」にアクセスするとGoogleの検索ページへリダイレクトすること。
「duck.com」は、以前On2 Technologies(元Duck Corporation)が所有していたドメインで、2010年
にGoogleがOn2を買収したことで所有権がGoogleに移動しました。DuckDuckGoへアクセスさせない
ための妨害工作として取得したわけではありません。しかし、DuckDuckGoはこのリダイレクトに対
して、反競争的だと批判していました。

 

2018年7月、批判を受けたGoogleは「duck.com」の所有権をDuckDuckGoへ譲渡しました。現在は
「duck.com」にアクセスすると、「duckduckgo.com」へリダイレクトされています。ドメインの
所有権移動に関する条件等は公表されていません。

※2020年8月27日更新

 

※参考
Confirmed: Duck.com Transfers to DuckDuckGo

 

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