勝者不在?令和ドメイン争奪戦争
元号ドメインは、高額で取引されたケースが無いことをご存知ですか?
2019年4月1日に新元号「令和」が発表された瞬間から、「令和」や「reiwa」と名がついたドメインを取得するために、空きドメインの検索合戦が勃発。
あるドメイン登録サイトでは、サイトが一時的にダウンしたほどです。
取得された令和ドメインは、翌4月2日に早くもネットオークションに多数出品され、主に転売目的で取得されたケースが大半でした。果たして、令和ドメインは高額で転売できるのでしょうか?
過去の元号ドメインを見ると、その価値が上がるほどの流行はなく、令和ドメインも高額で転売することは難しいでしょう。
平成.jp・・・JPRS社が登録(平成駅.jpに転送)
昭和.jp・・・JPRS社が登録(昭和駅.jpに転送)
大正.jp・・・取得可
明治.jp・・・一般企業が登録
また、日本ではセカンダリマーケット(中古ドメイン販売市場)が小さいことも難しい理由の一つです。
では、令和ドメインの価値はどのくらいなのでしょうか?
ドメインの価値を自動的に算出するEstibot.comで調べたところ、「reiwa.com」でさえ、$520(約6万円)の価値しかありませんでした。
高額で取引されることが無さそうな令和ドメイン争奪戦争ですが、ドメインに関心の無かった人達が、その存在や価値を知る機会になったのではないでしょうか。
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